民主代表戦票読み…鳩山１１５、岡田１０５で大接戦　浮動票７０人次第で逆転も

民主代表戦票読み…鳩山１１５、岡田１０５で大接戦
浮動票７０人次第で逆転も

　民主党代表選（１６日投開票）は、鳩山由紀夫幹事長（６２）がリードし、岡田克也副代表（５５）が猛追する展開となっている。
　現状で票読みは難しいが、鳩山氏１１５人、岡田氏１０５人という僅差の数字もある。両陣営による多数派工作は激化。
　鳩山氏が圧倒的優位に立つ参院では鳩山氏を中傷する怪文書も出回っており、岡田陣営による切り崩しと見る向きもある。
　ただ、投票先が流動的な議員も３割に当たる７０人近くおり、数字が大きく変動する可能性もある。

　「世襲の権化、鳩山では自公に勝てない！麻生・鳩山のボンボン対決では世界に恥をさらす！党内事情ではなく『政権奪取が第一』でお願いします、こころより」

　１３日、党所属の参院議員事務所に、こんな葉書が届いた。消印は「１２日１８－２４時、渋谷」だ。

　参院は、２００７年に小沢一郎代表の下で初当選した議員や「親小沢」の輿石東議員会長が仕切り、鳩山氏がすでに半数超を固め圧倒。
　岡田陣営による切り崩しの主な舞台となっている。

　それだけに、鳩山陣営関係者は「（怪文書は）岡田陣営か、岡田氏を応援する勢力によるものだろう」と分析し、「頭にくるが、こんな汚い手を使うようでは、
　かえって票が減るのでは」と平静を装った。しかし、ある参院議員は「迷っている。鳩山さんには世話になっているが、世論と違うようだ。葉書もきていたし…」
　と語るなど、一定の効果は出ているようだ。

　実質６日間の短期決戦ゆえ、水面下の多数派工作は激化している。

　党所属国会議員２２１人のうち、鳩山氏を支持するのは、鳩山氏や小沢氏、羽田孜元首相のグループを中心に、旧民社党系や旧社会党系、
　参院議員など広範囲にわたる。陣営の１３日夜の時点の票読みでは、１２１人が堅いとされていた。

つづく

民主代表戦票読み…鳩山１１５、岡田１０５で大接戦 浮動票７０人次第で逆転も

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