【WBC】原ジャパンのアキレス腱、イチロー　3番でゴキヒットを狙い走者封殺、塁に出ては稲葉の邪魔

３番イチロー“カラ回り”？原ジャパンのアキレス腱に

　ワールド・ベースボール・クラシック（ＷＢＣ）日本代表で、３番打者に起用されているイチロー外野手（３５、
マリナーズ）。高打率による得点力アップを狙った作戦だが、練習試合では内野安打ばかりでさほど打点
につながっていない。おまけに、出塁されても他の主軸打者が落ち着いて打てないという問題まで判明。
原ジャパンのアキレス腱にならなければいいが…。

　イチローの３番は、０６年前回大会で起用されたほか、マリナーズでもピネラ監督時代に試されるなど監督
ならば１度は検討する作戦。本来の１番打者としての実力には疑う余地はないが、安打数の多さと高打率を、
出塁や得点という考え方ではなく、打点に結び付けたいというのは指揮官なら誰でも発想するアイデアだろう。

　しかし、マリナーズでは、主軸打者に長打を求める大リーグ特有の概念などから定着しないまま１番へ。
年間２００安打、１００得点をライフワークにしていることもあり、走者が封殺されることで内野安打が出づらく
なる３番打者は、イチロー自身も基本的には好まない打順でもある。

　宮崎合同合宿から持ち味のゴロばかりを打っている状態だけに、イチロー３番策の負の部分が前面に出て
いるといっていい。内野安打にはなるが、走者をかえすには至らない打撃。さらに、ここに来て後続を打つ
４番・稲葉（日本ハム）も３番イチローに戸惑いを隠せないという。

　「イチロー君と足をからめた攻撃ができればいいと思っているけど。まだ、どのタイミングでどう走るのか
ちょっとわからない。その話はしていないから、確認はしておきたいとは思っている。多分『好きに打って』と
言うと思うが」と稲葉。

　イチローの練習試合での出塁率が悪いことから、３、４番のコンビネーションを試す機会がないのは不安
要素。練習試合も残り２試合となり、原監督も打順再編を試すにしても機会は限られている。

　日本代表のドレスコードで涌井（西武）が散髪する中、平然とあごひげを伸ばしているイチロー。今さら、
イチローの打順に疑問を投げかけられないところが、原ジャパンのつらいところでもある。

http://www.zakzak.co.jp/spo/200902/s2009022802_all.html

【WBC】原ジャパンのアキレス腱、イチロー 3番でゴキヒットを狙い走者封殺、塁に出ては稲葉の邪魔

【WBC】原ジャパンのアキレス腱、イチロー　3番でゴキヒットを狙い走者封殺、塁に出ては稲葉の邪魔